勝手にさよなら

浮遊の記録

シカゴとウィーンの間で

年々引き篭りがちになってて、このままじゃヤバい!と思ってたまに散歩したりするんやけど、そういう時に聴くアンビエントがめっちゃ心地いいので、最近は歌のない音楽ばっか掘って聴いてる。

これは最近見つけたお気に入り。シカゴでチェロを弾いてる女の人の作品。遠い場所の、何の関係もないような人の音楽やけど、音楽を媒介にして確かに繋がってるって感覚が好き。ヤジコの音楽もストリーミングサービスのおかげで海外の人からも結構聴かれてて、こないだ大学時代の先輩から「今日ウィーンでカフェ入ったらYAJICO GIRLのFIVE流れてたよ!」って連絡がきて、なんかそれが神秘的な体験すぎて、感慨深くて泣きそうになったりした。ひとりで家に篭りがちでもあんまり寂しくないのは、やっぱり自分の音楽が人に聴かれてるってところが大きいと思う。それで最低限の承認欲求は満たされているのだろうし、作品を通して他者と繋がってるっていう全能感は何物にも代えがたい。