勝手にさよなら

浮遊の記録

日記 vol.2

10月19日

新しいアーティスト写真のフィッティングのため表参道へ。宣材写真はその名の通り「宣伝素材」なので、どれだけ格好つけてキメられるか、商品価値をアピールできるか、みたいな部分もきっと大事なのだけれど、個人的にはラフな方向性も結構好きで、うーん、でもやっぱ派手な方が広がるんかな、みたいなところで変に葛藤してしまい、結局2パターン用意しておいて当日決める形に。今回はガラッとイメージを変えたいと思っているので、どちらにせよ新鮮な空気感は出せると思う。

帰りに青山ブックセンターをぶらつく。東京にはまだ全く馴染めないでいるが(というか馴染む時はくるのか?)、喧騒から隔離された書店という空間は好きで、そこで本を選んでる人たちのことも自然と好意的に見ている自分がいる。こういう人たちと繋がれるサービスってないのか。と思い調べてみると、本でつながるマッチングアプリ「チャプターズ」というのがすぐに見つかった。もうこの世には何でもあるんだな、と感心するのと同時に、あるにはあるけど全部ちょっと俗っぽいんだよな、という不満も覚える。そう考えると、衣装の件も然り、どこまで俗っぽさを許容できるか、というのが今の自分にとっての課題なのかもしれない。

帰宅すると、櫻坂46のニューシングルが届いていた。小見山峻氏の撮影で、ブックレットが過去一レベルで良い。また時間がある時に特典のブルーレイも観よう。

10月21日

二日酔い気味で昼に起床。昨日は久々にたくさん飲んだ。本日は知人と会う約束があり渋谷へ。『北極百貨店のコンシェルジュさん』という映画に付き合ってもらい、その後コメダ珈琲にて雑談。年一くらいでしか遊ばない人なのだが、会うといつも楽しいので嬉しい。それにしても映画めちゃくちゃ良かったな。オススメです。帰りには電車から花火が見えた。4年ぶりの多摩川花火大会だったらしい。

帰宅後はキングオブコントを視聴。漫才よりコントの方が型として好みなこともあり、個人的にはM-1グランプリ以上の熱量で毎年楽しみにしている。今年もめちゃくちゃ面白かった。ニッポンの社長を応援していたのだけれど、サルゴリラの優勝は大納得。小道具が気持ち悪いマジシャン、例え話を魚で言ってくる野球部の監督、2本とも目の付け所が秀逸で、高い演技力でリアリティラインを調整してる感じも凄まじかった。大会全体を通して、腹がちぎれるほど笑えるシーンがいくつもあって、お笑いってやっぱり素晴らしいな、と感謝の念を抱く。

10月23日

昼、撮影。衣装への葛藤は杞憂に終わり、間違いなく良い仕上がりになると思う。夕方にあった新曲のミックスチェックも大満足で終了。お披露目が楽しみです。撮影に向けて食事制限を自分に課していたので、夜は久々に暴食。腹パンでダウン。