勝手にさよなら

浮遊の記録

日記 vol.5

3/7 11時から吉見宅でミックス用のデータ作成。制作工程のもうかなり最終段階。最近ようやくコンビニコーヒーの買い方を覚えた。この日も駅前のファミマでカフェラテを注文。飲みながら歩いて部屋まで向かう。今回は歌録りの前日に曲のコードが変更になると…

日記 vol.4

1月21日 周期的に長い文章が書きたくなる時期と、言葉よりも感覚を先行して過ごしたい時期があるようで、また長い間このブログをほったらかしにしていた。年末年始はライブや主催イベントの準備、制作活動やらなんやらであまり精神的に落ち着けるタイミング…

日記 vol.3

10月25日 夕方、マイメン室井雅也と会う約束があり新宿へ。ラーメン屋、喫茶店、居酒屋を経由し、最後はスーパー銭湯でフィニッシュ。サウナ室にて、汗だくの男たちが水曜日のダウンタウンを観ながら控えめにクスクス笑い合い、説が終わったタイミングで一斉…

日記 vol.2

10月19日 新しいアーティスト写真のフィッティングのため表参道へ。宣材写真はその名の通り「宣伝素材」なので、どれだけ格好つけてキメられるか、商品価値をアピールできるか、みたいな部分もきっと大事なのだけれど、個人的にはラフな方向性も結構好きで、…

日記 vol.1

10月7日 全国ツアー「みんなコレクティブ」横浜公演。学生の頃から聴いていたPELICAN FANCLUBとのツーマンということで、珍しく出番前にハイボールを一杯飲み、アルコールの入った状態でステージへ。オープニングのテンションを上げる効果はあったが、集中力…

盗み聴き

先週から全国ツアーが始まった。初日、リハから本番までの空き時間、三ノ宮駅前のドトールでコーヒーを飲んでいたら、隣の女性客2人組がまあまあ目立つ声量で軽快なトークを繰り広げていて、そんなつもりはなかったのだが、盗み聴きをする形になってしまった…

上階のビルマーレイ

先日、上の階に越してきた中年男性が明太煎餅を持ってわざわざ挨拶をしに来てくれた。9月半ばになってもまだまだ暑いし、引越し作業もあってか、そのおじさんの額からは汗が噴き出していて、それが玄関に差し込む日に照らされて、発光して見えた。つぶらな瞳…

ポエム笑うやつ

・あらゆる芸術は詩的な趣(詩を読んだ時の感慨みたいなもの)を志向しているのに、人々がポエムを笑うのは何故だろう。ということをちょっと前から考えている。 ・資本主義についての本をたまに読んだりするんですが、合理的に利益を追求する人たちが勝つル…

久々の投稿

9月。前回からだいぶ空いたみたいで、一年弱も長い文章を書けてなかったとは!と思ったんですが、3月に出たアルバムの初回特典ZINEにわりとしっかりめのエッセイを書いたのでした(よければチェックしてみてください)。でもそれくらいかー。本当はもっとい…

帰宅

事務所3バンドのスプリットツアーで5日間ほど各地をまわって、いろんな人と話をしたり、同じ時間を過ごすことで、それがありがたいことだと重々承知はしているものの、やはり疲れた。一人暮らしを始めて、コロナ禍があって、なんだかんだ生活しているうちに…

LINE POP 2

秋アニメは面白そうな作品が多い、という話は前回したと思うけど、いざ観始めるとやっぱ好き嫌い分かれてしまうね、当たり前やけど。チェンソーマンは原作のスピード感とかいい意味での荒さがなくなってるように感じて、残念ながら俺の好みではなかった。が…

雑文 2022・秋

日常的に自炊して質素な食事で暮らしているとたまに暴食したくなって、一週間に一度くらい我慢せずに食べまくるチートデイを設けるんやけど、この頃それをやると胃がもたれるようになってきた。お酒も学生の頃はいくら飲んでも二日酔いにならんかったのに、…

マクドのおばさん

ちょっと空いた。久々の投稿です。 特別忙しかったとかではないけれど、最近何をしててもこれに何の意味があるんやろうとか考えてしまい、結局何もやらずに暇を持て余して寝る、という日が続いてて、文章を書くモチベーションもなくなっていたところ、父から…

26

26歳になった。だからなんやねんって毎年のように思ってはみるものの、やっぱり身近な人は連絡をくれるし、自分に何かご褒美をあげたくなる特別な日だ。しかし大々的にワレ本日誕生日ナリ感を出しすぎると「26歳の抱負は?」とか聞かれて面倒やし、こうやっ…

断片

記憶力がなく、「昔あんなことがあった」という話で盛り上がる時についていけないことが多い。みんなが覚えている出来事を俺だけ忘れている、ということがよくある。暗記も苦手で、理科や社会は頑張ってもあまり成績が伸びなかったし(高校も大学も英国数で進…

星が瞬く夜に

VIVA LA ROCKでBiSHにハマった。1曲目の「BiSH -星が瞬く夜に-」で完全に心を掴まれて、6曲目の「オーケストラ」ではもう知らん間に目から涙が溢れてきて、自然の摂理みたいに、当たり前のように涙がツーっと頬を伝い、自分でもその呆気なさに笑ってしまった…

ヤングキング

こないだライブで福岡に2泊したのが小旅行みたいで楽しかった。初日、宿の近くの銭湯でサウナ室に入ったら週刊少年ジャンプとヤングキングが置いてあって、読んだことないヤングキングを手に取ってパラパラと読んでみたら、どの作品も面白くてハマってしまっ…

シカゴとウィーンの間で

年々引き篭りがちになってて、このままじゃヤバい!と思ってたまに散歩したりするんやけど、そういう時に聴くアンビエントがめっちゃ心地いいので、最近は歌のない音楽ばっか掘って聴いてる。 これは最近見つけたお気に入り。シカゴでチェロを弾いてる女の人…

芥見下々

こないだラジオを聴いてたら、パーソナリティの人が「今の世の中ほど呪いに満ちた社会はない」みたいなこと言うてて、“呪い”というキーワードについてここ最近考えてる。考えてる、というか、ちょっと気にしてみてる。呪いというのは人を縛る力を持っていて…

2年ぶりの投稿

はてなブログに文章を書いてたのをなぜか急に思い出して、久々に読み返した。2年前くらい、まだ大学生の延長線上で、コロナ前で、もっと純粋でナイーブで青かった頃の自分が書いた文章。カッコつけた文体(今では恥ずかしくて一人称を“僕”にはできない等)も、…

CALM DOWN、BE YOURSELF。

初めてカニエ・ウェストを聴いたのは高校の時だった。雑誌かなんかで名前を知り、iTunesで試聴して、その後、通学路の途中にあるTSUTAYAで『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』を借りた。初めてOasisやNirvanaを聴いた時と同じような衝撃、胸の高鳴り、そ…

ひとり暮らし

今日でひとり暮らしを始めて1週間が経つ。さっきまで『セックス・エデュケーション』のシーズン2を観ていたのだが、メイヴを見ていたら無性に文章が書きたくなり、久しぶりにブログを更新しようと思った。1話目の冒頭でオーティスがオナニー中毒になっている…

マリオカートと恋の寿命

何かにハマると、必ずどこかで「飽き」が来る。しかも、大抵それは突然やって来る。複雑なあれこれが絡み合って、急に興味が消え失せるのだ。「何かにハマる」という行為は、そんな寂しい別れを内包している。だとすれば、今マリオカートツアーにどハマりし…

新作について語るときに僕の語ること

この間、8月7日に新しいアルバムが発売されまして、まぁいろいろ個人的にこだわりまくって作った作品なんですが、「こういう意図があってこうなっている」みたいなことをこの際ちゃんと書いてみようかなと思うのです。本人があーだこーだ解説するのは野暮だ…

ここ数日の話

先週の土曜は『OTODAMA'18-'19 〜音泉魂〜』に出演させてもらった。フェスに出る機会はまだ少ないので、一つ一つがとても新鮮だ。ライブはいつも通りやれたのだが、ケータリングが本当に美味しくてついつい食べ過ぎてしまったり、お気に入りのスニーカー(ス…

『欅共和国2019』での『サイレントマジョリティー』に度肝を抜かれた話

今年も無事に欅共和国の入国審査に通過した。昨年、同行した幼馴染と「これは人生のハイライトだ!」と熱く語りあったのを今でも鮮明に覚えている。それほどに去年の思い出は自分にとって強大だった。ゆえに、期待も大きかった。 会場の富士急ハイランドへは…

『2018-19 NBA FINAL』カワイ・レナードの凄味について

ついにNBA 2018-19シーズンが終わってしまった。はぁ。寂しい。今年はトロント・ラプターズが球団史上初の優勝。2年連続で優勝していた王者ゴールデンステート・ウォリアーズのスリーピートを阻止した。 なぜトロント・ラプターズが初優勝できたかというと、…