勝手にさよなら

浮遊の記録

ここ数日の話

先週の土曜は『OTODAMA'18-'19 〜音泉魂〜』に出演させてもらった。フェスに出る機会はまだ少ないので、一つ一つがとても新鮮だ。ライブはいつも通りやれたのだが、ケータリングが本当に美味しくてついつい食べ過ぎてしまったり、お気に入りのスニーカー(ストレンジャー・シングスとコラボしたナイキのコルテッツ)が知らぬ間に砂まみれになっていたり、随所で「フェス慣れしていない自分」を突きつけられた気がした。この日のハイライトはフィッシュマンズ。『インドア』を作るにあたってフィッシュマンズにはすごく影響を受けていたので、出演が決まった時から胸が高鳴るような想いでいたのだが、主催の清水さんに「ヤジコの新作にはフィッシュマンズを感じた。あんまり見る機会ないと思うから是非見てね。」と言われ、より期待が高まった。ライブは最高すぎて、ずっと涙が溢れそうだった。リズム隊が化け物すぎる!ゲストが豪華すぎる!楽曲が良すぎる!という感じでずっと唸っていた。Yogee New Wavesの角舘健悟が「いかれたBABY」を歌い出した瞬間の多幸感は凄かったなぁ。ライブ後すぐグッズ売り場でTシャツを買った。愛用しようと思う。

日曜は『あなたの番です』の最終回と『欅って、書けない?』の9th選抜発表が放送された。『あなたの番です』は「結局黒島かぁ」という若干の物足りなさを感じてしまったが、毎週これだけ視聴者を沸かせてくれたことを考えると、素直に良いドラマだったなぁと思えた。ろくろっ首の考察動画ももう見れないのかと思うと寂しい。『欅って、書けない?』ではグループ初の選抜発表ということで、心臓がはち切れそうになるのを堪えながら30分間を凌いだ。選ばれなかったメンバーのことを考えても、選ばれたメンバーのことを考えても、気持ちが落ち着かない。終わった後、欅坂ファンの幼馴染2人とグループ通話で今回の発表について語ったり、選抜制度のメリット・デメリットについて意見を交換したりした。今にも泣きそうな声で話す尾関推しの友人。彼は自分の推しと握手するために推しが写っていないCDを何枚も買うのが辛くてしょうがないと言った。「まぁ、せやなぁ、、」としか言い返してあげられなかった。良い作品になることを祈るばかりだ。

昨日はクエンティン・タランティーノの『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を観に行った。映画愛に溢れていて、初めて「映画って良いなぁ…」という感情だけで涙が出た。本筋とは全く関係のないブラピとブルースリーの闘いが最高だった。

カルチャーへの敬意と愛が滲み出ている作品というのは素晴らしく美しい。自分もそういうものづくりをしたいな(しなきゃな)と思った。