勝手にさよなら

浮遊の記録

芥見下々

こないだラジオを聴いてたら、パーソナリティの人が「今の世の中ほど呪いに満ちた社会はない」みたいなこと言うてて、“呪い”というキーワードについてここ最近考えてる。考えてる、というか、ちょっと気にしてみてる。呪いというのは人を縛る力を持っていて、そうなると、髪長いのより短い方が似合うね、とかも場合によっちゃ呪いになるかもしれないなと。こういうのは私らしくないから、とか、こういうのは似合わないから、とか、自分で決めたのならそれでもいいんやろうけど、それが他人からの影響だとすれば、ちょっと考え直した方がよさそう。こうであらねばならない、みたいな仕事論とか芸術論も、よく言えばこだわりって捉えられるんやけど、そこにも“縛り”の作用があるのは確かで、結局は自分の感覚を信じた方がいいような気がする。