勝手にさよなら

浮遊の記録

星が瞬く夜に

VIVA LA ROCKでBiSHにハマった。1曲目の「BiSH -星が瞬く夜に-」で完全に心を掴まれて、6曲目の「オーケストラ」ではもう知らん間に目から涙が溢れてきて、自然の摂理みたいに、当たり前のように涙がツーっと頬を伝い、自分でもその呆気なさに笑ってしまった。

まずめちゃくちゃ良いシンガーが揃ってるってのが強い。アイナ・ジ・エンドの個性的な歌声は言わずもがな、セントチヒロ・チッチが正統派で王道に上手くて感動して、アユニ・Dの幼児的なボーカリゼーションも最高。この3人が抜群にロックスターで、代わる代わる歌い上げられて完全にノックアウト。解散が決まってるっていう儚さも相まって、パフォーマンスから滲み出てる刹那感がすごかった。なんかパンクとかグランジみたいな衝動があるな、と思ってMVを見漁っていたら、アユニ・Dがカートコバーンみたいな服着てて合点がいった。そもそも「楽器を持たないパンクバンド」というスタンスらしい。確かに“ロック”とか“パンク”のフォーマットに則ってバンドをやるより、これくらい斬新で突飛な方がよっぽどその精神性を反映できてると思う。

6月に東京でライブがあるみたいなんでとりあえず応募した。会場が小さいので倍率がすごいことになりそう。