勝手にさよなら

浮遊の記録

帰宅

事務所3バンドのスプリットツアーで5日間ほど各地をまわって、いろんな人と話をしたり、同じ時間を過ごすことで、それがありがたいことだと重々承知はしているものの、やはり疲れた。一人暮らしを始めて、コロナ禍があって、なんだかんだ生活しているうちに、自分の内向加減が増し増しになっていることに気づく。集団行動にうまく乗っかれなくなっていることに気づく。その他にもいろいろ、自分の嫌な部分に気づく。とにかく気づく。ので、余計に疲れて、一人じゃないとリフレッシュすることができない。一人になるまでは耐え忍びタイム。あと何日で帰れる。あと何時間で帰れる。とか考えてしまう。バンド向いてないのかな?とか、疲れている時に限ってそういう根本的な結論を急いだり、議論が飛躍したりする。人間にはそういう傾向があるってことを俺は知っている。ので、まあうまく対処する。やはり知識は偉大だ、とか思う。では何が原動力なのかと言うと、それは福岡のMCでも言ったんですが、やっぱり自分たちの音楽を好きでいてくれてライブを見たいと思ってくれる人たちがいるからこそ頑張れているところがあります。ので本当に感謝しています。

ところで。そうやって忙しい数日間があると自分の興味が全然違うところに向いていたりするので厄介だ。音楽、本、映画、ドラマ、アニメ、漫画、ゲーム、サウナ、バスケ等々、興味のあることは尽きないのだけれど、基本的には1,2週間も経たないうちにスポットを浴びる中身が変わる。目移りを繰り返しながら同じ範囲内をぐるぐる廻り、一つのものごとに深くコミットし続けられない。飽き性。この飽き性はどうやら父親譲りらしい。「それはパパの血やで」「そうなんや」「うん」「じゃあしゃあないか」。妹もまったく同じ傾向があるらしい。血は争えない、とつぶやく。

そんなこんなで一昨日の夜中に自宅に帰ってきて、まだオフモードが抜けていない。本当なら今すぐにでも新しい曲を進めたり、歌詞を書いたりしなければいけないのだけれど、ちょっと気合いが入らない。気合いが入らなければ、創作物は輝かない。ので、今日まではとことん休ませてくれい。明日から本気出す。